松茸|matsutake mushroom
秋の味覚でまず挙げられるのが松茸ではないでしょうか。
綾部は松茸の最高ブランドとも言われる丹波地区にあり毎年多くの山から丹波松茸がとれています。
ゆう月でも毎年秋には松茸会席、そして単品メニューとして土瓶蒸し、松茸ごはんをご用意しております。
近年では松林の環境変化により収穫量がへり、人工栽培もできないことからますます高級化が進み、また海外の各国からも輸入されています。
当店では国産・海外産どちらも扱いますが、安全でおいしいものをと心がけ仕入れをしております。
栗|chestnut
松茸と並んで丹波地方の秋を代表する山の幸が丹波栗です。
古くは縄文時代から人々に食され、
京都府の丹波地方でも平安時代には栽培されていたようです。
丹波栗は粒が大きく甘みと香りがいいことから
高品質として京都市場や全国各地に出荷されているようです。
ケーキやデザートによく使われる栗ですが、
秋の京料理にも欠かすことのできない食材で、栗ごはんや渋皮煮、
また白身魚に栗を乗せて蒸し銀庵をかけて召し上がっていただく丹波蒸しなど、
ゆう月でも様々なお料理でお出しします。
秋刀魚(さんま)|Pacific saury
秋の味覚を代表する魚で、秋に脂がのりまさに旬を迎えます。ご家庭では塩焼きにしスダチやポン酢、大根おろしなどで召し上がられるでしょう。
ゆう月では9月に開催しております秋の"お月見ビアガーデン"で炭火焼きのさんまを召し上がっていただきます。また、会席料理では焼き物の一品として柚庵焼きなどにしてお出ししております。
サンマに含まれるEPAは血液をサラサラにする作用があり、DHAには脳の発達維持に効果があるほか、多くの栄養素を含んでいるため、夏の暑さで弱った身体に最適の食材と言えるでしょう。
鯖(さば)|Mackerel
サバやイワシは大衆魚として有名ですが、それも昭和40〜50年代頃の話で、近年ではその漁獲量は減る一方で市場での卸値もそれに合わせて上がってきています。
1年を通して日本近海で漁獲されるサバですが、秋サバの別名とおり、真鯖は9月から11月が旬とされています。この時期は産卵を終え、冬に向けてエサをよく食べることで脂がのって美味しくなるためです。
また青く輝く身体が太陽を象徴する魚として古くより信仰の対象ともされてきました。京都の葵祭のときに鯖寿司を食べるという習慣はそこからきているようです。それだけ日本人になじみの深い魚だったんでしょう。
柿
柿といえばまさに日本の果物という感じがしないでしょうか?多くの家の庭先に柿の木がありよじ登ったり竹を使って枝を折って実を採ったりする光景を昔はよく見たものです。そんななじみの深い柿はまさに日本から世界へと広がっていった食材で、その名残りが学名として残っています。
ゆう月では果物としてお出しする他に、皆様に一番初めに召し上がっていただく先附として10月から11月にかけて"柿の白和え"を毎年お出ししております。秋らしさと淡い味わいで特に女性のお客様に好んでいただいております。