6月のゆう月は庭園で紫陽花が花を咲かせ樹々はより青々と、
池には睡蓮が花開きお客様をお迎えしています。
そんな初夏の風物詩、梅雨時に楽しめる季節の光景といえば
蛍ですね。
綾部市の市街地から離れ北へ、
車で約15分ほど進んだ八田地区は
京都特有の低くうっそうと樹々の茂った山が間近に続き、
その谷に水田が並んでいます。
そんなこの地域は綾部市では上林地区に続いて
ホタルの観れる地域とされています。
我がゆう月も三方を山に囲まれた谷に位置し
その山からは山水が敷地内を通って川へと流れています。
そのおかげもあり、
6月にはゆう月の庭園の中をゲンジボタルが優雅に舞い
ヒメボタルが水草の影で休みながら
淡い光を放っています。
京都、関西でもめったにない天然のホタルが飛び交う料理店です。
近年、演出としてホタルを放って
お客様に楽しんでいただくお店やイベントもあり
夏の風物詩としてホタルを楽しむことのできる環境がいくつもあります。
ホタルを見ることのできる環境が少なくなってる中、
各地でそのような働きがけが行われていることは非常にいいことだと思います。
そんな中、
我がゆう月ではその地の利を生かし
自然のホタルの自生を継続させることに努めてまいりました。
元々周辺にホタルが自生していたので
山水を引き庭園内環境を整えることでホタルの定着を
目指してきました。
そして現在では周辺も含めそばの山から庭園内にかけて
多くのホタルを見ることができるようになりました。
イベントなどで一斉に放たれるような派手さは無いですが、
夜空を優雅に舞うゲンジボタル、
水辺の葉に停りキラキラと光るヒメボタルを、
自然のままに見ることができます。
夕方6時ごろにご来店いただき
まずは庭園を眺めながら足湯へ、
その後ゆっくりと会席料理をお楽しみください。
お食事が終われば時間はおよそ8時すぎ、
暗くなりちょうどホタルが飛び始める頃です。
ご要望に応じて庭園のライトアップを消し、
スタッフが庭へと案内いたします。
そして、お時間の許す限り目の前に広がる幻想的な風景をお楽しみください。
[ ホタル鑑賞におすすめのコース ]
■ 睡蓮会席 5,900円(税サ込)
ホタル鑑賞前にお召し上がりいただくお料理はゆう月の
季節の会席料理「睡蓮会席」をおすすめします。
季節に応じて変わる料理長渾身のコースで多くのお客様に
ご注文いただいているゆう月の顔とも言える会席料理です。
中でも地場産の京野菜「万願寺甘とう」をピューレにして
作るソースを掛けた鰆の塩焼きと鯛めしは
ぜひお召し上がりいただきたいお料理です。
睡蓮会席について詳しくはこちら
[ ゆう月で見ることのできるホタル ]
■ ゲンジボタルの光跡
ホタルといえばまずはこのゲンジボタルを思い浮かべるのではないでしょうか?
発光量が多く発光のテンポもゆっくりなため
飛ぶ姿は非常に優雅で、見る者に時間の経過を忘れさせるような
そんな幻想的な光景を作り出してくれます。
見ていて飽きのこない、
日常の様々な考え事を忘れ
ゆっくりとした時間を与えてくれる
…そんな蛍です。
■ ヒメボタルの光跡
ゲンジボタルに比べると一回り小さく、
発光も控えめなホタルです。
あまり飛び交わずに庭園内を流れる川に生えている長葉水葵に停り、
ゲンジボタルとは違う早いテンポで
キラキラと光を放ちます。
控えめですが、クリスマスツリーの電飾を思わせるような、
そんな光です。
そんなホタルがいくつも集まって幻想的な光景を作り出しています。