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丹後・丹波の地酒と酒蔵
ここでは海の京都地域に12蔵ある酒蔵の中からゆう月で提供しているお酒と酒蔵を紹介します。
京都府北部の日本海に面した山陰地域は海の京都と呼ばれ、松葉ガニや丹後とり貝に代表されるように海の幸に恵まれた地域です。京丹後市、伊根町、与謝野町、宮津市、舞鶴市が日本海に面していますが、さらに福知山市と綾部市を加え山の幸にも恵まれた豊かな環境の地域です。
丹後は稲作発祥の地とも言われ、古くより稲作が盛んであるのと同時にお米を原料とする日本酒造りも盛んに行われてきました。現在この地域には12もの酒蔵がありほとんどが100年を超える歴史のある酒蔵、中には200年を超えるところもあり、伝統を守りつつ独自の個性を活かしてお酒を作り続けられています。
海の京都エリアの酒蔵
現在ゆう月でお飲みいただける地酒の酒蔵を紹介します
米どころ綾部が誇る酒蔵
綾部市にある若宮酒造さんは創業100年以上になる歴史ある酒蔵です。市内にある若宮神社の宮水でお酒を仕込み始めたことが名前の由来で、水へのこだわりは今に受け継がれてきています。綾小町の名前の由来や杜氏の技術知れば知るほど若宮酒造さんのお酒の魅力に引き込まれていきます。
特別なことはお酒造りの基本に忠実なこと
池田酒造株式会社は明治12年(1879年)に舞鶴市で創業した酒蔵です。日本海に注ぐ由良川の河口に近い地域で自然豊かな立地で純米酒だけを作られています。代表銘柄は「池雲|いけくも」「加佐一陽|かさいちよう」この地でお酒造りの基本に沿って一つ一つの作業を丁寧に行う、そうすることで池田酒造さんのお酒ができるそうです。
稲作の聖地で醸す丹後のお酒
与謝娘酒造合名会社は1887年(明治20年)に京都府与謝郡与謝野町の加悦谷で創業し130年以上になる老舗の酒蔵です。与謝娘酒造さんのある丹後は稲作発祥の地とも言われており、古墳時代や弥生時代に丹後王国が治め、稲作が発展してきました。
180年受け継がれた「玉川」の酒造り
木下酒造有限会社は天保3年(1842年)に京都府北部、丹後の久美浜で創業した歴史ある酒蔵です。久美浜湾の近く、甲山のふもとにありすぐそばを川上谷川という川が流れています。代表銘柄の玉川という名前は創業当時、その川上谷川が玉砂利を敷き詰めたような清流であったことに由来しているそうです。
ゆう月で飲める丹後・丹波の地酒
ゆう月ではそんな丹後・丹波の酒蔵の特別なお酒を取り揃え、会席料理とのペアリングをお楽しみいただけるようご用意しています。地酒は常時ラインナップしている6本に加え、春夏秋冬、季節に応じて入れ替える限定酒の2本の合計8銘柄の中から料理と合うものをご提案いたします。
【夏の限定酒】
玉川 Ice Breaker[木下酒造|京丹後市]
グラス 90ml 1,150円(税サ込)
ペンギンのラベルが特徴的な夏のお酒でロックでご提供します! 爽やかな香りと軽い口当たりから次第に広がる濃厚な味わいが特徴的です。氷の溶け具合で変わる味わいをお楽しみください。
おすすめの料理:お肉料理 焼き物 御造り
【シャンプーハットてつじさん監修】
鸛(こうのとり)純米大吟醸[与謝娘酒造|与謝野町]
グラス 90ml 1,450円(税サ込)
フレッシュなマスカットのような華やかな香りが広がり、強すぎず程よい口当たりから酸味と旨みが鼻へと抜けます。
おすすめの料理:焼き物 油物
【初夏のおすすめ】
六歓 みのり 純米酒[東和酒造|福知山市]
グラス 90ml 900円(税サ込)
ほのかに香る炊き立てのお米のような香りで口に含むとしっかりとしたお米の味わいと強いキレを感じられます。 喉越し、後味までその味わいとキレが持続し様々な料理を引き立ててくれます。
おすすめの料理:御造り 油物 など
【丹後 丹波の厳選地酒】
純米原酒 綾部の四季[若宮酒造|綾部市]
グラス 90ml 700円(税サ込)
穏やかな香りを感じながら口に含むとキリッとしたスッキリ感を味わえます。酸味は控えめなので俗に言われる辛口の日本酒をご希望の方におすすめです。
おすすめ料理:煮物椀 焼き物 鍋物
特別純米 加佐一陽[池田酒造|舞鶴市]
グラス 90ml 850円(税サ込)
ほのかな白い濁りとすだちのような爽やかな香りが期待感を持たせてくれます。口当たりは軽やかで余韻は少なめ、スッキリとしているので様々なお料理とペアリングしていただけます。
おすすめ料理:御造り 酢乃物
純米吟醸生原酒 みどりの風[与謝娘酒造|与謝野町]
グラス 90ml 1,450円(税サ込)
透き通った見た目でほんのりと色づいており、純米吟醸ならではの華やかでフルーティーな香りを感じていただけます。優しい口当たりからキリッとした辛味が余韻となって楽しめます。
おすすめの料理:焼き物 焚合 蒸し物 油物
純米酒 玉川 VINTAGE[木下酒造|京丹後市]
グラス 90ml 1,050円(税サ込)
透き通った琥珀色でコク深く甘みのある香りを感じられます。そのコクは一気に口の中に広がり芳醇なお米の甘みと共にピリッとした辛みが余韻となって残ります。
おすすめの料理:お肉料理 味わい強めの揚げ物
花香水 純米生貯蔵酒[若宮酒造|綾部市]
グラス 90ml 650円(税サ込)
その名の通り花のような香り豊かな綾部の地酒です
大吟醸 星降る夜の夢[若宮酒造|綾部市]
グラス 90ml 1,450円(税サ込)
華やかでフルーティーな吟醸香が口いっぱいに広がります
日本酒ソムリエ 古田豊弘氏監修
料理長 通山 ✖️ 日本酒ソムリエ 古田
日本酒の選定と料理とのペアリングは、宮津市の天橋立で自身のお宿「まるやす」を経営する日本酒ソムリエの古田豊弘さんが、長年の経験と確かな味覚で厳選していただきます。料理長 通山と日本酒ソムリエ古田さんのコラボレーションが生み出す会席料理と丹後・丹波の地酒のマリアージュを是非お楽しみください。
丹後天酒まつり
海の京都観光圏の酒蔵では毎年2日間に渡って酒蔵を巡礼できる「丹後天酒まつり」を開催しています。
酒蔵の見学、試飲、購入ができるわけですが、まずは普段なら立ち入れないような場所も見学できるのがこの丹後天酒まつりの魅力の一つです。
さらに、酒蔵単体ではなく多くの酒蔵が共同で行っている祭りだからこそ、バラエティ豊かなお酒に一度に触れることができるのも嬉しいですね。さらに、イベント会場を用意して一同に介するお祭りではなく、各酒蔵で同日に開催するからこそお酒造りの現場に触れることができ、地酒の生まれた場所で飲むという特別な経験をすることができます。
蔵を巡るために丹後・丹波の自然豊かな景色を、お酒が生まれるその環境を感じながら移動するその時間さえもこの丹後天酒まつりの魅力となっています。
※酒蔵間を移動する臨時バスも出ています
丹後天酒祭りについてぜひ詳しくご覧ください